ワッペンの取り付け手順まとめ

affettoのワッペンをご購入いただきありがとうございます
初めての方でも安心して取り付けられるよう、手順をご紹介します。

1. 取り付け前の準備

  • 洗える素材の場合は、あらかじめ洗濯しておくのがおすすめです。
    汚れや糊がついていると、接着が弱くなることがあります。
  • ナイロンやポリエステル、革などの熱に弱い素材には、アイロン接着は不向きです。
    縫い付けでのご使用をご検討ください。

2. アイロンの準備

  • 温度設定:中温(140〜160℃)
  • スチームはオフ
  • 当て布は使用しなくても温度が適切であれば大丈夫です

3. アイロン接着の手順

  1. ワッペンの位置を決める
    バランスを見ながら付けたい位置にワッペンを配置します。
    凹凸のある面に貼りたい場合は、下にタオルを敷くなどして、できるだけ平らにします。
    必要であれば、両面テープなどで軽く仮止めするとずれにくくなります。
  2. 表からアイロンをかける
    当て布を使わず、アイロンを上から押しつけるように当てます。
    横に動かさず、1ヶ所につき10〜15秒ほどしっかり押さえてください。
  3. 細かい部分はアイロンの先端でしっかり押す
    ワッペンの角や細部や小さい物は浮きやすいので、アイロンの先の尖った部分を使って丁寧に押さえてください。
  4. 裏からもアイロンをかける
    表側から接着したあと、布を裏返して裏からも同じようにアイロンをかけます
    これで接着力がグッと強くなります。

4. 接着後のポイント

  • アイロン後は完全に冷めるまで触らないでください。
     冷めることで接着が安定します。

5. 剥がれてきたときは?

  • 端が剥がれてきた場合は、再度同じ手順でアイロンを当て直せばOKです。
  • 特に小さいワッペンは接着面が小さいため、表と裏の両方からしっかりとアイロンを当ててください。

6. 洗濯について

  • 洗濯機を使う際は、ネットに入れて優しく洗うのが安心です。
  • 接着力を長持ちさせたい方や、よく動く場所に貼る場合は、アイロン接着後に何箇所かを縫い付ける方法もおすすめしています。

帆布を洗ってみました

よくお客様から「洗濯はできますか」というお問合せをいただきます。
今回、実際に洗ってみてどうなるかやってみました。

以前、自分の持っている帆布のバッグ(買ったもの)を洗ってみた事があります。
その時どうなったかというと、シワシワになってしまい、色も変な感じに落ちてしまいました。
お気に入りだったのでアイロンをかけてなんとか元に戻そうと思いましたが、アイロンをかけてもあまり変わりませんでした。その後あまり持つ事がなくなってしまい、ちょっと後悔しました。

そんな経験がありますが、いつも作品に使っている帆布はまた違う帆布なので、実際に洗って結果を見てみます。

洗ってみるのは「革と帆布のトートバッグ」で使用している国産の8号帆布です。
厚めの帆布なので予想としてはシワができて、色落ちもするかなと思います。

色落ちした場合にわかりやすいように、濃い色のネイビーを選びました。
革の変化も気になるので革も縫い付けました。

洗濯機と手洗いが考えられますが、手洗いの方がシワもできにくく、ピンポイントで汚れをとる場合はいいかと思い、手洗いでやってみます。

洗濯前の帆布

鞄ではなく平らな布に革を縫い付けた状態なので、実際よりは洗いやすいと思います。糊がきいてビシッとしています。

洗う帆布

この帆布をぬるま湯で洗ってみました。
洗剤はつけず、全体的にごしごしとこすり洗いのような感じです。
洗った後は雑巾を絞るようにぎゅっと絞り、半日陰で乾くまで干しました。

洗って乾燥後

かなりシワシワになりました。絞った時のシワがそのまま残っているような状態です。
色落ちは思ったほどではなかったですが、シワにそって多少落ちています。
今回は水洗いだったので、洗剤をつけるともう少し色落ちするかもしれません。

洗った帆布

シワシワの帆布にアイロンをかけてみました。
意外と綺麗に伸びました。
でもやっぱり洗う前と比べるとシワが沢山ある印象になっています。

アイロンした帆布

気になる革の部分です
わかりにくいですが、回りが少しシミっぽくなっています。縮みはそんなに気にならないです。

洗った革

結果

帆布を洗って一番気になったのはシワです。今回は平らな帆布を洗ったので、アイロンもかけやすかったのですが、実際の立体になっている鞄に綺麗にアイロンをかけるのは難しいと思います。

わざとシワをつけている鞄もあるので、そのような雰囲気がお好きな方には良いと思います。
洗って汚れる前の状態にしたい、というのであれば元の状態とはまた違う感じになってしまうので、おすすめできません。
あと写真ではわかりませんが、最初のビシッとした時は布に糊がついていますが、洗った事によって糊も多少落ちています。ビシッと感はだいぶなくなっています。

洗う場合は、角だけ、持ち手だけなど、ピンポイントでできるだけシワにならないように洗って、絞らずにそのまま干すとシワもそんなに気にならないかもしれません。

また、今回のような新しい帆布ではなく、使って多少糊も落ち柔らかくなった帆布や、もう少し薄い帆布ではどうなるか、また違った結果になるかもしれません。
そのような洗い方でもまたいつか検証してみたいと思います。

汚れ対策

汚れたら「もう諦める」のは寂しいので、できるだけ日々の管理できれいをキープできたらと思います。

日々の管理でできること
汚れたら濡らしてよく絞った布で拭く
最初に防水スプレーを振っておく
などです。

洗ってみようかな、、と思った時に参考にしていただければ幸いです。
お気に入りの物を長く使えるよう、こちらの記事が少しでもお役にたてれば嬉しいです。

金具買い付け

先日、金具の買い付けに行ってきました。
affettoで使用している金具は出来るだけ真鍮製の物を使用しています。
真鍮製の金具は他の金具と比べて価格も高く、どこでも売っている訳ではないので欲しいものがなかなか見つからない事もあります。
それでも真鍮を使う理由は、経年変化を楽しめる味のある金具だからです。
メッキに塗装をした金具は使っていくうちにメッキが剥がれて来る事があります。せっかくの革製品など、革の方がいい感じにエイジングしているのに、金具はメッキが剥がれている、、、なんて事になると残念です。
真鍮製の金具は経年変化し色もかわり、青緑っぽい錆が発生する事もあります。その錆が好きだという方もいます。
長く使っていただきたい物なので、金具も長く使える、革と一緒に育つものという考えで使用しています。
こだわって選んだ真鍮製の金具も気に入っていただけると嬉しいです。

今回は東京の問屋さんと大阪の問屋さんに行く事ができました。
どこのお店もいろんな金具がお店にずらっと並んでいて、見ているだけでも楽しく、色々欲しくなり迷ってしまいます。
そしてどこのお店も以前買った時よりも値上げをしています!仕方ない事ですが出来るだけこれ以上はあがらないといいなあ、と思います。

ファスナー到着

注文していたファスナーが届きました。

この頃はなんでも注文するとすぐに届くのですが、取り寄せのものがあったため2週間ほどかかりました。

待っている間のワクワクもいいですね。

これを使って、品切れしているペンケースと新商品を作る予定です。